明日はいよいよMW公開ですね!私は既に昨日見てきましたので、皆さんのサイトやブログをまわってあの作品がどういう風に評価されるか色んな意味で楽しみにしております。わくわく!
というわけで試写会感想というか殴り書きです。
遅くなってすみませんでした。
絵は後であげます。
↓ネタバレ(多分)なしですがいちおうおりたたんでおきます。
ていうか、これ、玉木宏しかでてないじゃん…?
というのが、見終わった後の一番の感想でした(笑)。
映画が既に原作とは乖離している作品なので比べてどうのこうのという気は毛頭ないのですが、それにしてもとにかく全編美智雄が中心に動いていてストーリーに全く面白みがありませんでした…。ちょっとこれは昭和を現代に置き換える辺りで何か上手い仕掛けでもあるのかなと思っていたので残念でした。
賀来神父は漫画では美智雄が唯一心が許せる伴侶的存在ですが、映画ではただ犯罪の片棒を担がされているようで、あまりキーパーソン的な役割を果たす事なく最後の方は不憫ですらありました。しかし、賀来役の山田君が「ちょっと同性愛的な要素を役に加味して…」なんてインタビューで言っていたようですが、見る人が見れば超ド直球で美智雄大好きな神父さんになってました。
これは制作側が腐女子を狙ってるんだろうなあと…。だって、美智雄が倒れた時に美智雄によりそってプロポーズ(…)ともとれるような発言をしたり(明らかに文脈がおかしいので、わかる人には解ると思います笑)、その後ヤンデレになってみたり、船に乗ったら一緒に逃げようって言ってみたり(しかも美智雄に殴られてふられる)…なんというか、明らかに、どうぞ釣られて下さいと言わんばかりの餌の巻き方でそこだけは非常においしかったです笑。というか他に見所がないからどうしてもそういうところばっかりに目が行ってしまうんだよ…!!!私は悪くない。
と、それからまあPG-12ということもあって、結構死人は出るし、死体描写もやや多め、女子供も結構あれです…。まあかといって、犯罪映画としてどうなのかと言われるとそこもまた微妙な訳ですが…。映画の始まりは賀来の回想から美智雄がタイで起こした誘拐殺人事件につながるわけですが、このタイロケの意味が全くわかりませんでした。ストーリーの便宜(と多分倫理上とかのあれこれ)上という意味で、海外でなければならないということはなんとな〜く理解できますが、それで画が変わり、スケールが広がり、話に深みが増すということは一切ありません。ただ、タイなだけです。
それから、個人的に気になった事が2つあって、ひとつはMWの威力について地下鉄サリン事件を引き合いに出したことで、これはすごく現実に引き戻されました。何というか、フィクションとノンフィクションを比べるとこなど出来ない訳ですが、現実に起こった事件を引用することによってその威力を想起させようとするなら、もっと別の表現があると思います。ふたつめは、映画の美智雄はまあ原作よろしく色々な犯罪を起こすわけですが、その理由が映画の中ではとても希薄でした。原作では歌舞伎界で活躍する兄がいたり、賀来との関係が、自分が死ぬからみんなを殺すという建前の裏に本音として想像できる余地が若干なりともありそこが魅力となる部分もあったと思うのですが、映画の美智雄の犯罪理由についてはストーリーを追ううちのせいぜい5分くらいしかなく、後は見た目はダークヒーローっぽい、しかし中身はからっぽでまるで無味乾燥な犯罪が繰り広げられるだけでした。ちなみに私は序盤はそこそこ楽しんで見ていましたが、後半の美智雄のペラペラっぷりにうんざりしました…。
で、総括としてはいろいろ真面目に作り過ぎなんじゃないかな…といったところです(個人的に面白かったと思うシーンが沖乃真船島の型がMWの型をしていたことくらいしか覚えてないくらい話が固い)。
これに少しでも手塚治虫が紙面で見せてくれたようなわりとありえないフィクション(漫画味)が加わっていれば結構面白くなったんじゃないかなあと思います。ま、そこを排除してただただかっこいい作品をつくりたかったのかなあとも思わなくもないですが、それなら別にMWじゃなくてもいいんじゃないかと思います。
あ、でも、玉木宏のターミネーターばりの鉄仮面ダークヒーロー(笑)っぷりと、山田孝典のBLっぷりは十分にエンターテイメントです。なんだろー、もし見に行かれるなら、玉木宏のファンになってから見に行かれる事をおすすめします。
あと何か思い出したことがあったら追記します。